バラ図鑑
多摩丘陵の澄みわたった空気の中で、春はおよそ800種3,300株、秋はおよそ625種2,900株のバラが開花します。
カクテル
Cocktail
- 1957年 Meilland
- フランス
はなやかな色の変化が魅力的な一重中輪咲きのつるバラ。丈夫で樹勢が強く、フェンスやアーチをこぼれるばかりの花でおおう。繰り返し咲き。
マダム ヴィオレ
Madame Violet
- 1981年 寺西菊雄
- 日本
きりりと巻き上がった剣弁高芯の美しい花形。「青いバラ」を思わせる薄紫の花色が、どこか神秘的。丈夫で樹勢も強く、耐病性にも優れる。
プリンセス・ドゥ・モナコ
Princesse de Monaco
- 1982年 Meilland
- フランス
白地にピンクの覆輪がすばらしく魅力的なHT。巨大輪。モナコ公国王妃だった故グレース・ケリーに捧げられたバラ。葉も美しく、丈夫。四季咲き。
アマツオトメ
天津乙女
- 1960年 寺西菊雄
- 日本
あたたかなオレンジ色を帯びた黄色の花。早咲き品種。丈夫でよく育ち、剣弁高芯咲きの大きな花をたくさんつける。宝塚のトップスターの名前にちなむ。
パスカリ
Pascali
- 1963年 Lens,L.
- ベルギー
名はキリスト教の復活祭を意味する。剣弁高芯咲の整った花形で切り花の定番品種である。四季咲き性で数輪の房咲きになり花付きもよい。耐病性があり強健。
チャールストン
Charleston
- 1963年 Meilland
- フランス
濃紅色の覆輪が、咲き進むにつれて花弁全体を紅色に染めていく。鮮やかな色の変化がみごとな中輪房咲き種。樹高は1mほどで、花壇に向く。四季咲き。
マリア・カラス
Maria Callas
- 1965年 Meilland
- フランス
鮮やかなローズピンクの巨大輪がみごとなHT。がっしりとした樹形を保ち、丈夫で育てやすい。濃緑色の照葉も美しく、強く香る。四季咲き。
聖火
Seika
- 1967年 鈴木省三
- 日本
東京オリンピックにちなんで、故鈴木省三さんによって作出された名花。白に濃いローズ色の覆輪、半剣弁高芯咲き。丈夫で横張りの大株に育つ。
サンショウバラ
Rosa roxburgh ‘ii hirtula’
- 1880年以前に日本で発見
- 日本
葉の形が山椒の葉に似ていることからついた名前。古い株から接がれたこのバラが、ばら苑内でも大切に育てられている。一重の花は春のみの一季咲き。
コンテ ドゥ シャンパーニュ
Comtes de Champagne
- 2001年 David Austin
- イギリス
アプリコットイエローの花は、オープンカップ咲き。花の中に濃い黄色のしべが見える。丈夫で房咲き、ハチミツとムスク系の香りのイングリッシュローズ。
エイブラハムダービー
Abraham Darby
- 1985年 David Austin
- イギリス
アプリコットピンクのカップ咲きの花は、花びらの重なりが優美。イングリッシュローズの中でも人気の品種のひとつ。すばらしい香りも魅力。
ヒストリー
History
- 2003年 タンタウ社
- ドイツ
やわらかな花色と、オールドローズを思わせる丸いロマンティックな花形が魅力。花径12センチほどの大輪の花を、房咲きに咲かせる様子はみごと。四季咲き。
プリンセス ミチコ
Princess Michiko
- 1966年 ディクソン社
- イギリス
美智子妃殿下に捧げられたバラ。はっとするほど美しい、透明感のあるオレンジ色の花をつける。半八重咲き。耐病性にもすぐれ、花つきもよい。四季咲き。
プリンセス チチブ
Princess Chichibu
- 1971年 ハークネス
- イギリス
秩父宮妃殿下に捧げられたバラ。剣弁高芯咲きの整った花形をもち、中心部から外側へと、やさしいグラデーションを見せる花色がすばらしい。四季咲き。
チャールズ ダーウィン
Charles Darwin
- 2003年 David Austin
- イギリス
うっとりするような芳香をもつイングリッシュローズ。優雅に開く大輪の花は、濃い黄色から淡い黄色へと、美しい色の変化を見せる。四季咲き。
グランメール・ジェニー
Grand'mère Jenny
- 1950年 Meilland
- フランス
永遠の名花ピースの交配種。HT。半剣弁の大輪に、黄色、ピンク、橙色が、はなやかに混ざる。直立性の枝はよく伸びる。照葉。四季咲き。